WiMAXにはたくさんのプロバイダがありますが、そのほとんどがクレジットカード払いにしか対応していません。これが原因で契約できずにいる方も多いのではないでしょうか。
しかし、少数ではありますが、口座振替を選択できるプロバイダも存在します。
クレジットカードを持っていない方や、WiMAXの支払いにクレジットカードを使いたくない方などは、ぜひ本記事でご紹介するプロバイダとの契約を検討してみてください。
※本記事は2021年10月19日に作成されたものです。
現在の状況とは異なっている可能性があることを予めご了承ください。
目次
口座振替に対応しているWiMAXの主なプロバイダは以下の3つです。
【口座振替が可能なプロバイダ】
1つずつ見ていきましょう。
Broad WiMAXには3つのプランがあり、そのすべてが口座振替に対応しています。
プラン | ギガ放題プラスDXプラン | ギガ放題プラスプラン | ギガ放題プラン |
---|---|---|---|
対応エリア(標準モード) | WiMAX2+/au 4G LTE/au 5G | WiMAX2+/au 4G LTE/au 5G | WiMAX2+ |
契約期間 | 3年 | 2年 | 2年 |
支払い方法 | クレカ/口座 | クレカ/口座 | クレカ/口座 |
振替手数料は220円(税込)です。
Broad WiMAX以外のプロバイダでも同様の傾向が見られるのですが、現在はギガ放題プランに対応しているWi-Fiルーターの在庫がほとんどありません。そのため、Broad WiMAXでこれらのプランを契約できるのは、端末の在庫が確保できたときだけに限られます。
できるだけ早くWiMAXを使いたい場合は、5G対応のギガ放題プラスDXプラン・ギガ放題プラスプランを契約しましょう。おすすめは3年契約のギガ放題プラスDXプランです。2年契約のギガ放題プラスプランより安い月額料金で利用できます。
5G提供エリアはまだ限られていますが、ギガ放題プラスDXプラン・ギガ放題プラスプランではWiMAX2+やau 4G LTEも利用可能です。5Gが使えない地域でも十分に活躍してくれるでしょう。
BIGLOBE WiMAX +5Gでは、「KDDI請求」サービスを利用した口座振替とクレジットカード払いが可能です。同サービスはKDDIが提供しているものであるため、KDDIから料金の請求が来ます。
口座振替の支払手数料は220円(税込)です。
UQ WiMAXではクレジットカード払いと口座振替、振込(法人のみ)が可能です。
口座振替の申請後、実際に適用されるまでの期間は、UQ WiMAXから送られてくるコンビニ支払専用の請求書で月額料金を支払うことになります。支払い手数料は2回目まで0円、3回目以降は150円(税込)です。
口座振替では、支払手数料がかかりません。
UQ WiMAXは、WiMAXのお試しサービス「Try WiMAX」を提供しています。15日間無料でWiMAXの端末をレンタルして試用できる大変便利なサービスです。
ただし、このサービスはクレジットカードがなければ利用できません。注意してくださいね。
そもそもなぜ、WiMAXにはクレジットカード払いだけに対応しているプロバイダが多いのでしょうか。その主な理由として以下の2つがあげられます。
クレジットカードを持っている人だけが契約できる状態にすることで、プロバイダは契約者を審査する手間を省くことができます。
クレジットカードを発行するときには、厳しい審査をクリアしなければいけませんよね。このときに本人確認や信用調査がしっかりと行われます。
クレジットカードを持っているということは、そのような厳格な審査を通過できたということ。そのため、クレジットカードを所持している人に対しては、プロバイダが改めて信用調査などをする必要がないのです。
例えば、Aさんがクレジットカードを使って10万円のサービスを購入したとしましょう。すると、クレジットカード会社はAさんの代わりに10万円をお店へ立替払いしてくれます。
その後、クレジットカードの「支払日(引き落とし日)」が来たとき、クレジットカード会社はAさんへ10万円の支払いを求めることになるのですが……。
何らかの事情でAさんが10万円を支払えなかったとしましょう。
このとき、ダメージを受けるのはクレジットカード会社です。Aさんがサービスを購入したお店は、すでにクレジットカード会社から10万円を受け取っているため、損をしなくて済みます。
多くのプロバイダがクレジットカード払いにだけ対応しているのは、このような料金滞納のリスクを回避するためでもあるのです。
口座振替には以下3つのデメリットがあります。
【口座振替のデメリット】
上でも解説しましたが、クレジットカードは発行時に厳しい審査が行われます。そのため、クレジットカードの認証をパスできた契約者に対して、プロバイダが改めて審査をする必要はありません。
一方、支払い方法として口座振替を選択した場合、プロバイダと金融機関の両方で審査や手続きが行われます。
口座振替はこれらが完了するまで利用できません。例えばUQ WiMAXでは、口座振替が適用されるまでに約1~2ヶ月かかります。
UQ WiMAXを除き、口座振替では支払いの度に手数料がかかります。
【各プロバイダの支払手数料まとめ】
Broad WiMAX | 220円(税込) |
BIGLOBE WiMAX | 220円(税込) |
UQ WiMAX | 0円 |
1回あたりの金額は大きくありません。しかし、12ヶ月払い続ければそれなりの金額になってしまいます。
プロバイダ各社は様々なキャンペーンを実施していますが、その多くがクレジットカード払いのユーザーを対象にしたものです。
端末代金が安くなったり、事務手数料が無料になったりと、WiMAXのキャンペーンはお得なものがいっぱい。
しかし、口座振替を選ぶことで、これらのお得なチャンスを逃してしまうかもしれません。
昔はデビットカード払いが可能なプロバイダもあったのですが、現在は残念ながら存在しません。
ネット検索すると、「ここのプロバイダならデビットカードで契約できる」といった情報も見つかりますが、すでにデビットカードでの新規契約を打ち切っていたり、そもそもプロバイダ自体がなくなっていたりします。
一部のWiMAXプロバイダでは、口座振替の利用が可能です。
しかし、振替手数料がかかってしまったり(UQ WiMAXを除く)、割引キャンペーンの対象外になってしまったりと、あまりお得な支払い方法とは言えません。
すでにクレジットカードをお持ちの方は、クレジットカードでの契約も視野に入れてみてくださいね。